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2021/5/26ブログ
本日のテーマ【唾液について】
ガムを噛むと唾液が出てきます
「おいしいものを見ると口が潤う」というように、
日常生活に唾液がなければ食事や会話もうまくいかず、大きな障害がもたらされます。
近年、インフルエンザをはじめとした感染症への
免疫作用を有する唾液の役割が注目されていますが、
歯科における唾液の存在はう蝕の原因論を考えるうえで重要になってきます。
デンタルガムを噛むことで、増量する唾液の虫歯への対策をご紹介します。
唾液とは?
唾液腺で産生される分泌液です。
99%が水分、残りは100種類以上の無機質や有機質の成分です。
唾液の役割とは?
消化・呼吸器官の入口である口腔の機能としての消化・潤滑・免疫作用などがありますが、
虫歯予防の観点では、洗浄作用・pHの調整・エナメル質脱灰を修復する再石灰化作用。
唾液はどこで作られているのか?
唾液腺周囲の毛細血管の血液から生じます。
唾液はいつ分泌する?
1日1.0~1.5L分泌され、
刺激なしの安静時唾液(0.3~0.4L/分)と
食事などによる刺激時唾液(1~2mL/分)に分けられます。
唾液はどのように分泌されるか?
口腔および周囲(噛むほどに味が出る)、
脳(おいしいものを見ると口が潤う)からの刺激(5感)が感覚神経から上位または下位唾液分泌中枢に伝わり、
自律神経にて唾液の分泌が調整されます。
“おいしい”など心地よい感覚は、自律神経の副交感神経が働くため、
血管が拡張して水分・イオンが多い漿液性唾液が分泌、口が潤うように感じます。
“緊張”した感覚は交感神経が働くため、血管が収縮し水分減少とタンパク分泌促進で粘度が高まり
粘液性唾液が分泌され、口が渇くように感じます。