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2021/4/6ブログ
本日のテーマ【TCH】
TCHって知っていますか?
皆さんは、TCHって聞いたことありますか?
Tooth Contacting Habitの略で“歯の接触癖”ということになります。
TCHは顎関節症だけでなく歯周病にも影響があると考えられています。
TCHは上下の歯を接触させつづけてしまう癖のことで、咬筋などの筋肉は持続的緊張状態により疲労し、顎関節にも長時間負担がかかるので、顎関節症の原因やリスクファクターとなります。
他にも、歯の知覚過敏症や歯周病の悪化にも影響することが考えられています。
本来は食事や会話のときにしか上下の歯は接触しないのが健常な状態で、
1日の中での上下の歯の接触時間は20分以内と言われています。
「え?20分?」って思いますよね。1回の食事だけでも20分以上はかかりますもんね。
実は食事の際、上の歯と下の歯の間には食物が介在しているので、歯と歯が直接触れる時間はごくわずかなんです。
歯を支える歯周組織には、通常その程度の時間しか負荷がかかっていないのに、
TCHのような長時間、持続的に負荷がかかった異常な状態となると、
歯周組織も疲労してしまいます。
TCHのサインには、顎関節の異常、頭痛、顔面・頸部の筋肉痛がありますが、
ほぼ自覚がない方も多いです。
そんな方は、頬粘膜や舌に圧痕がないかどうか
舌先のポジションは正しい位置にあるかどうか、確認しましょう!!