新着情報
新着情報
2019/9/18ブログ
本日のテーマ【子どもの受動喫煙による歯肉着色】
こんにちは!DH門間です。
9月ももうすでに後半でもうじき紅葉の季節ですね!
今回は『子供の受動喫煙による歯肉着色』についてお話します。
皆さんご存知の通り、
受動喫煙による子供への害として喘息、中耳炎、呼吸器疾患などが挙げられますが、口腔内への影響としては虫歯や歯周病、歯肉へのメラニン色素沈着が報告されています。
ですから初診で来た子供の口腔内を確認するときに、歯ぐきが黒いのが気になる時があります。
受動喫煙による子どもへの口腔内への影響についてこんなデータがあります。
両親のいずれかが喫煙者であると非喫煙者に比べて5.4~5.6倍、子供の歯肉に着色が見られるという報告です。
更に、子どもの尿中コチニン(ニコチンが体内に分解されてできる科学物質)の量と歯肉着色の関連を調べたものがあります。
両親が喫煙者である子どもの場合、そうでない子どもより約30倍の尿中コチニン量を認めました。
歯茎の着色の濃い子どもほど、血中ニコチン濃度が高いという結果が出ています。
メラニン色素沈着があることによって歯肉にどのような影響があるのかはわかっていませんが、少なくとも笑顔の印象には影響を与える事でしょう。