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2019/9/11ブログ
本日のテーマ【食育 第2弾!】
こんにちは!
衛生士の鈴木です。
外出すると少しずつ秋に色づいてきていますね!皆さんいかがお過ごしでしょうか?
本日は『食育 第2弾!』です。
前回に引き続き食育についてお話しさせていただきます。
まず、とある本を抜粋させていただきます。
食生活と健康との間には、大きな関係があることが知られています。
なかでも生活習慣病は、食生活の乱れによって起こるため、子どもの頃からの予防が重要です。
そこで、“食育基本法”が制定されました。
これは、子どもたちが体に良い食べ物を選ぶ力を身につけ、生活習慣病を予防するというものです。
そのため全国各地では、食育にまつわる多くの催し物が行われています。
ところで現在の食育運動には“ある視点”が欠けているような気がします。この点について述べますと、
ここに典型的な和食があります。
焼き魚に煮物、野菜にみそ汁、そしてご飯。
もう一方はファストフードです。
さて、どちらを食べている人がより健康でしょうか?
誰もが和食と答えるでしょう。
それでは逆の“出す方”の話。どちらの、ウンチをしている人の方がより健康でしょうか?
1:バナナタイプ
2:ビチビチタイプ
これも誰もがバナナと答えるでしょう。
さて、ここからが難しいです。これを組み合わせると次のようになります。
1:典型的な和食を食べてビチビチタイプの人
2:ファストフードを食べてバナナタイプの人
さて、どちらが健康でしょうか?
誰もが答えにつまりますね。どちらが正しいのか筆者にもわかりません。
ただ、“とりあえず若い頃”ということであれば、後者のように思うでしょう。
何故なら“ウンチは、身体からの便り”という言葉があります。
その状態は、腸内細菌の菌叢を現わしています。
善玉菌が優勢であればバナナタイプになりますし、悪玉菌が優勢になればにおいが強くなる。
ここで言いたいことは現在の食育運動は、“健康に良いものさえ食べれば、バナナタイプになる”という思想に支配されているのではないでしょうか。
本当にそうでしょうか?
健康に良いものを食べていても、ビチビチタイプの人もいるに違いありません。
これは、“口に入る前の食育”と言えます。
さて食育には、もう一つあります。それは“口に入った後の食育”です。
これが“よく噛む”ということです。現在の食育には、この発想が欠けているように思います。
いくら健康に良いとされている食物を食べても、噛まなければ消化不良を起こすだけです。
食育には“二つの視点”が必要なことがわかります。
そもそも“歯は噛むために生えてきた”のです。
虫歯や歯周病になるために生えてきたものでもなければ、磨くために生えてきたものでもないのです。
言い換えれば“食”の話はすべて“歯や口”の話に置き換えることができるように思います。
“口に入った後の食育”を勧めるのは歯科医師や子どもの食事を担う家庭での大きな役割なのです。