感染対策についてのお知らせ
      当法人が特に取り組んでいる10つの目標

新着情報

             診療時間

北海道北広島市の歯医者 さいわいデンタルクリニック(HOME)新着情報ブログインビザラインで一本だけ浮く原因と歯科の対処法

新着情報

2025/6/9ブログ

インビザラインで一本だけ浮く原因と歯科の対処法

インビザラインで一本だけ浮く原因と歯科の対処法

「インビザラインで一本だけマウスピースが浮いている気がする」
そんな違和感を抱えながら、そのまま放置していませんか?

装着時に前歯や奥歯にフィットしない感覚があったり、隙間が気になったりする場合、それは単なる気のせいではなく、矯正治療計画や歯の動きにズレが生じているサインかもしれません。特にアタッチメントが取れていたり、マウスピース自体が変形していたりすると、計画通りに歯が移動せず、矯正の効果や期間にも大きな影響を与える恐れがあります。

マウスピース矯正はその手軽さと透明性で人気を集めていますが、正しい装着と定期的なチェックがなければ、改善どころか逆に歯並びを悪化させてしまう可能性もあります。矯正歯科での定期的な調整や交換の判断はもちろん、違和感を覚えたらすぐに歯科医師へ相談することが重要です。

この記事では、インビザライン矯正でよく見られる「一本だけ浮く」現象について知っておきたいポイントを詳しくまとめました。

インビザライン矯正ならさいわいデンタルクリニック

さいわいデンタルクリニックは、北広島市大曲幸町に位置するアットホームな歯科医院で、インビザラインを使った矯正治療に500症例以上の実績があります。デジタル技術を駆使し、3Dスキャナーで精度の高い治療をご提供しています。

当院では一般歯科(むし歯の治療、歯周病の治療、義歯や入れ歯治療)・小児歯科(子どもの虫歯治療、乳歯のトラブル、虫歯予防)・矯正歯科(床矯正治療、インビザライン、マイオブレース)・口腔外科(歯の移植・再植、顎関節症)・審美治療(ホワイトエッセンス)・予防歯科(歯石除去、ブラッシング指導、フッ素塗布)の診療を行っております。気になる症状やお悩みがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。

さいわいデンタルクリニック

院名:さいわいデンタルクリニック
住所:北海道北広島市大曲幸町4丁目4-2
電話:011-375-6195

ご予約はこちら

インビザラインで片側のマウスピースが浮いていると感じたときの考え方

2番目の歯が浮きやすい理由とは

インビザライン矯正中に浮きやすい部位としてしばしば挙げられるのが、上顎または下顎の2番目の歯である側切歯です。この歯は構造的に小さく、隣接する歯と比較して面積が狭いため、マウスピースがしっかりと圧をかけにくい傾向があります。結果として装着時に浮きやすくなるという声が多く見られます。

2番目の歯における浮きの原因と対策をまとめると以下の通りです。

項目 内容
歯の特徴 側切歯は歯根が細く、表面積が狭いため、圧力が伝わりにくい
浮きやすい理由 装着圧の不均衡、アタッチメント不足、スキャン誤差
装着管理の注意点 1日22時間の装着を厳守し、チューイーで毎回圧着させること
歯科での対応 アタッチメント追加、マウスピース再設計、歯列全体の再評価が可能

2番目の歯における浮きの問題は、装着時間や日常のケアによってある程度の改善が期待できます。ただし、再発を繰り返す場合や明らかにフィットしていないと感じるようであれば、治療の進行に支障が出る前に歯科医院での診察を受けましょう。

前歯が浮いてしまうケースの特徴

前歯のマウスピースが浮いてしまうと、美観の面でも心理的なストレスが大きくなることがあります。特に前歯は会話や笑顔の際に最も目立つ部分であり、少しの隙間であっても患者にとっては大きな問題となり得ます。このような浮きは、見た目の違和感に加えて、マウスピースの密着不足による矯正力の低下という実質的な影響も及ぼします。

前歯が浮いてしまう原因としては、マウスピースの作成時に歯の表面形状が正確に記録されていないケースが挙げられます。また、チューイーの使用を怠ることで、装着直後に浮いたままの状態が維持され、次第にフィットが甘くなってしまうこともあります。特に初期段階では、歯の移動がスムーズに進むよう適切な圧力が必要とされるため、浮きが続くと計画された歯列移動に支障をきたします。

浮きが生じたまま長期間放置すると、歯並びの全体バランスにも狂いが生じ、最終的な咬み合わせにも悪影響が出る恐れがあります。浮きは見た目の問題だけではなく、矯正の根幹にかかわる問題でもあるのです。

一方で、浮きを早期に発見できれば、対応も比較的簡単です。たとえば、チューイーを正しく使ってフィット感を高める、装着時間を確保する、マウスピースを清潔に保つなど、日常の習慣で改善できる場合も少なくありません。

前歯が浮く状態が続いている場合、再製作を要するかどうかの判断は歯科医師の診断に基づきますが、現状の状態を正確に把握するためにも、装着直後と数日後での変化をメモしておくことが推奨されます。記録をもとに診療時に説明できれば、より的確な診断と対応が可能になります。

奥歯の浮きが気になる場合の着目点

インビザライン使用中に奥歯が浮く感覚があるという相談は少なくありません。奥歯は噛み合わせの要であると同時に、矯正力を受け止める重要な支点でもあります。そのため、浮きの影響が他の歯列にも波及しやすく、治療全体の精度に大きな影響を与えることがあります。

奥歯の浮きは、装着時の違和感として現れることが多く、例えば食事の際に片側だけ噛みにくい、会話中に浮いているような音がするなどの自覚症状が見られます。このような症状は、マウスピースが十分に奥まで入っていない場合や、アタッチメントが摩耗している場合に多く発生します。

さらに、奥歯のマウスピースは前歯よりも厚みがあり、噛み合わせの圧力を逃がすための構造が複雑になっていることがあります。その結果、わずかなズレや浮きが大きな違和感として認識されることになります。また、睡眠中の噛み締めや歯ぎしりによってマウスピースが変形し、翌朝の装着感に異常が生じることもあります。

こうした問題に対応するためには、奥歯のマウスピースの装着状態を定期的に確認し、浮きがないかをチェックする習慣を身につけることが重要です。また、奥歯専用のチューイーを使う、装着時には必ず奥から順番に入れる、就寝前にフィット確認を行うなど、習慣的な対処が効果的です。

浮きがある状態を放置してしまうと、咬合全体のバランスが崩れ、追加の治療や再設計が必要となることもあります。こうした事態を避けるためにも、違和感を感じたらすぐに相談し、早期に対応を取ることが重要です。奥歯の浮きは、見過ごさずに対応することで、よりスムーズな治療の進行が可能となります。

マウスピースがきちんと合っていないときに見直すポイント

どれくらいの浮きなら問題ないかの基準

マウスピース矯正において、装着直後に多少の浮きがあると不安になる方は少なくありません。しかし、実際には完全に歯に吸い付くような密着状態が常に必要というわけではありません。重要なのは、全体のフィット感と治療計画に対する影響の有無です。特に前歯や奥歯の一部に隙間が見られても、それが許容範囲内であれば大きな問題にはなりません。

フィット不良が懸念される場合の具体的なチェックポイントは以下の通りです。

チェック項目 判断の目安
マウスピースの浮きが見た目で分かるか 歯との隙間が1mm以上ある場合は注意が必要
押さえても戻ってしまうか 圧をかけてもフィットしない場合は不良の可能性
装着しても咬合が安定しない 奥歯に違和感がある場合は要再評価
アライナーの交換後すぐの浮きか 数日以内に解消すれば問題ないケースが多い
歯科医師による確認を受けたか 定期チェック時に相談することが重要

このような基準に基づいて判断することで、不安を減らしながら確実な治療効果を得ることができます。

交換した直後に感じる浮きの状態について

マウスピースを新しい段階に交換した直後、装着時に浮きが見られることは比較的一般的です。これは新しいアライナーがまだ歯に完全に馴染んでいないために発生する一時的な現象であり、通常は時間の経過とともに自然に解消します。矯正の進行に合わせて歯が移動していく過程で、アライナーと歯の間に微細な隙間が生じるのは避けがたいことでもあります。

特に、前回のアライナーでの移動量が大きかった場合には、その差分を補うような圧力が新しいマウスピースにかかります。このとき、フィットしにくいと感じるのは当然であり、数時間から数日で徐々に密着していくのが一般的です。焦って作り直しを依頼するのではなく、一定期間様子を見ることが賢明です。

ただし、浮きの状態が数日経っても改善しない場合や、装着時に常に痛みや違和感が続くようであれば、単なる初期違和感ではなく構造的な問題である可能性もあります。装着時の音や歯とマウスピースの間に生じる空気の入り方も、フィット不良のサインと捉えられることがあります。

交換直後の浮きについての質問は非常に多く、正しい知識を持って対処することが、安心して矯正を進める上で重要です。市販のチューイーなどを使ってアライナーを圧着させる方法もありますが、これも使い方を誤ると逆効果となる場合があります。製品ごとに推奨される使用時間や方法があるため、歯科医院からの指導を確認しておきましょう。

気泡と本当の浮きの見分け方

マウスピースの内部に白っぽい隙間や模様が見えた場合、それが浮きによるものなのか、ただの気泡や透明度の違いなのかを見分けるのは容易ではありません。特に初めてインビザライン矯正を受ける方にとっては、些細な見た目の変化でも不安に感じることがあるでしょう。

気泡はアライナーの製造過程で生じることがあり、見た目上は小さな白い点や筋のように映ることがあります。これらは装着状態に影響を与えることはほとんどなく、歯にしっかりフィットしていれば問題ありません。一方、浮きの場合は指で押さえた際にマウスピースが沈み込み、その後戻るような動きを示すことがあります。

気泡と浮きの判別には、視覚だけでなく触覚や装着感覚を総合的に利用することが重要です。とくに歯とマウスピースの隙間に空気が入り込んでいるような感覚がある場合、それは浮きである可能性が高いと考えられます。また、前歯だけでなく奥歯でも違和感を覚える場合、咬合面全体での浮きが発生していることもあります。

アライナーの透明度に変化が生じている場合、それが光の加減なのか、汚れによるものか、あるいは破損による変形かを見極める必要もあります。微妙なズレが発生していると、治療計画に狂いが生じることがあります。そのため、少しでも不自然さを感じたら放置せず、写真を撮って記録するなどして、定期通院時に歯科医師に相談するのが賢明です。

見分けが難しい状況では、チューイーの使用や再装着を繰り返すことで改善されることもあります。ただし、強く噛みすぎると逆にアライナーが変形してしまう恐れもあるため、注意が必要です。製品の取扱説明書に従い、正しい使い方を心がけることが大切です。

このように、気泡と浮きを正しく見分けるためには、単なる見た目の印象に頼らず、多角的な観察が求められます。浮きを見逃すことなく早期に対応できるよう、装着時の細かな違和感にも敏感になることが重要です。

浮きを感じたときに避けたい対応方法

強く押し込んで装着するのは安全か

インビザライン矯正中にマウスピースの浮きを感じた際、多くの人が無意識に強く押し込もうとします。しかしこれは、見た目の改善どころか矯正治療そのものに悪影響を及ぼすおそれがある行為です。特に浮きが気になる場合、治療の段階や進行により装着時に軽度の隙間が生じることは珍しくありません。無理に力を加えて装着することは、マウスピースの変形や破損を引き起こす原因となり、矯正力のバランスが崩れてしまいます。

マウスピースが変形すると、予定された歯の移動に支障が出ることがあります。計画通りに歯が動かなくなると、結果として治療期間が延びてしまう可能性があります。

このほか、押し込みによるリスクと対処の違いを整理しました。

項目 強く押し込んだ場合の影響 正しい対応方法
マウスピースの変形 素材が変形し、矯正力の誤差が発生する 指定通りの方法で装着する
治療計画のズレ 歯の移動に偏りが出る可能性がある 違和感が強ければ歯科医師に相談する
アタッチメントの脱離 無理な圧力で外れることがある 装着中に浮きが続く場合は再調整を依頼する
破損やひび割れ 材質にストレスが加わり亀裂が入ることがある 手で優しく圧をかけながら確実に装着する

安全に装着するためには、無理に力を加えるのではなく、丁寧な着脱を心がけ、少しでも異変を感じた場合は早めに医院に相談することが重要です。マウスピースは精密に設計されているため、自身の判断で無理な行動を取ることは避けた方が賢明です。

ゴムを過剰に使用した場合の影響

マウスピース矯正において、ゴムの使用は歯の動きや噛み合わせの調整において重要な役割を果たします。ただし、指示されていない方法での装着や過剰な使用は、矯正計画に大きな狂いを生じさせる原因になります。特に「浮きを改善したい」「隙間を早く解消したい」という思いから、自己判断でゴムを強化しようとする方も見られますが、これは大きな間違いです。

本来ゴムは、歯科医師が歯の位置や顎の動きを計算して設計された治療計画に沿って使われるべきものです。過剰に力を加えることで、歯が想定以上の方向に動き、位置のズレやかみ合わせの不調和を招くことがあります。また、ゴムが強すぎることで奥歯や前歯に過大な圧力がかかり、痛みや炎症を引き起こすことも報告されています。

さらに、ゴムを常に引っ張った状態で装着し続けると、マウスピースのフィット感が不均一になり、全体的な装着感に違和感を覚えるようになります。これが長期間続くと、矯正装置の再作成が必要になることもあるため注意が必要です。

また、ゴムを独自に取り換えたり、形状の違うものを使うといった対応も控えるべきです。市販のゴムは歯科用のものと比べて適正な張力や安全性が保証されていないため、使用することで歯や歯茎を傷つけるリスクがあります。

歯科医師の指示に従い、正しくゴムを装着することが、結果的に矯正治療の成功につながります。ゴムの使用量やタイミングを変更したい場合には、必ず事前に医院に相談するようにしましょう。

着脱の際に注意したい手の使い方

インビザライン矯正において、マウスピースの着脱は日常的な行為ですが、その手順には十分な注意が必要です。特にマウスピースが浮いていると感じるときは、強引に外そうとすることが多く、これが破損や変形の原因となることがあります。着脱に使う手の使い方ひとつで、治療の結果が左右されることもあるため、正しい方法を理解しておくことが重要です。

無理な力を加えて取り外すと、マウスピースの端が折れたりヒビが入ることがあります。これにより装着時のフィット感が損なわれ、矯正力が正確に伝わらなくなることもあります。特に奥歯の部分は形状が複雑で、浮きやすくも外しにくいため、片手で引っ張るような動作は避けましょう。

正しい手の使い方としては、両手の指で左右から均等に力を加え、マウスピースをそっと浮かせるように取り外すことが推奨されます。爪を使って無理に引っかけるのではなく、専用のリムーバーを使用することで、安全かつ確実に取り外すことができます。また、装着時も力任せに押し込むのではなく、ゆっくりと位置を合わせながら丁寧に押し込むようにします。

衛生面にも配慮し、着脱の前後には必ず手を洗うことを習慣化することが大切です。汚れた手で触ることでマウスピースが汚染され、口内環境に悪影響を与えるおそれがあります。さらに、取り外しの際に誤って落とすことで、破損するケースもあるため、着脱は落下防止を意識した場所で行うようにします。

家庭でできるマウスピースの調整方法

チューイーの正しい使い方

マウスピース矯正を進めていく中で、装着後に浮きが生じると感じる方は少なくありません。その際、適切に対処する手段のひとつとして、チューイーの活用があります。チューイーとは、医療用シリコンなどで作られた弾力のある円柱状の器具で、マウスピースを装着したまま軽く噛むことで歯にしっかりとフィットさせる役割を果たします。特にインビザラインのような透明な矯正装置では、歯の動きとマウスピースの形状に微細なズレが生じた場合に、浮きや隙間として現れるため、その補正にチューイーは有効です。

ただし、使用の際には注意点があります。まず、焦って強く噛みしめるような使い方は避けるべきです。圧力が不均一になり、逆にマウスピースの変形やアタッチメントへの不要な刺激を与える可能性があります。ゆっくりとリズミカルに噛むことが、マウスピース全体を均一にフィットさせるコツです。また、前歯や奥歯だけに集中して噛むのではなく、左右均等にバランスよく使用することが推奨されます。

以下に、チューイーの適切な使用ポイントをまとめた表を示します。

使用タイミング 時間の目安 注意点
新しいマウスピース装着時 5〜10分 左右バランスよくゆっくり噛む
食後の再装着時 5〜10分 強く噛みすぎない
違和感を感じたとき 状況に応じて 変形や破損がないか確認しながら使用する

使用時に感じる「奥歯が浮く」「前歯に隙間がある」といった違和感が継続する場合、単なるフィット不良ではなくマウスピースの破損や変形の可能性も考えられます。そのため、使用を継続しても違和感が改善されないときは、担当の歯科医師に相談し、早期の対処を図ることが重要です。

生活リズムの見直しで装着時間を安定させる

マウスピース矯正の成功において、装着時間の確保は不可欠な要素です。多くの患者が見落としがちな点として、日々の生活リズムの乱れが装着時間の短縮につながってしまうことが挙げられます。たとえば、仕事や学校でのスケジュールが不規則な方は、知らず知らずのうちにマウスピースを装着しない時間が増えている場合があります。この装着時間の短縮が継続すると、治療計画に影響が生じ、マウスピースの浮きやフィット不良を引き起こす要因となります。

特に日中の外出時や食事後などは、マウスピースを外したままにする時間が長くなりがちです。こうした状況を防ぐためには、食事後の歯磨きを迅速に行い、できるだけ早く再装着することが重要です。また、仕事の合間や通勤中に装着を忘れてしまう場合は、スマートフォンのアラーム機能を利用して装着時間を記録する習慣をつけることも効果的です。

加えて、1日の中で特定の時間帯に装着時間が短くなる傾向がある場合は、その時間帯の行動パターンを見直すことが求められます。例えば、帰宅後にすぐに装着する習慣をつける、入浴中のみ外すようにするなど、日常の中で装着のタイミングを明確にすることが、結果的に装着時間の安定化につながります。

装着時間の目安は、原則として1日20時間以上とされていますが、これは単に時間を守るだけでなく、装着の質も問われることを意味します。つまり、浮きがある状態で20時間装着していても、歯の移動は計画通りに進みません。適切にフィットしていることが前提であるため、チューイーの活用や着脱の際の注意点と並行して、生活リズムの整備もまた不可欠な要素です。

夜間の装着は比較的安定しているため、日中の時間をどれだけ確保できるかがポイントになります。特に学生や外勤の多い社会人にとっては、装着時間を意識したスケジュール管理が治療の成功に直結します。個人のライフスタイルに合わせて、装着の優先順位を高く設定することが必要です。

定期的な鏡チェックで異常に気づく

日々の矯正治療を行う上で、マウスピースの状態を自分自身で確認することは非常に大切です。特にインビザラインのような取り外し可能な矯正装置では、毎日のチェックによって早期に異常を発見することが、治療の質を高める鍵となります。鏡を使ったセルフチェックは、その第一歩として推奨されています。

チェックの際には、まずマウスピースがしっかりとはまっているか、隙間がないかを確認します。前歯や奥歯の部分で目に見える浮きがある場合や、装着時に違和感がある場合は、フィットに問題が生じている可能性があります。さらに、噛み合わせの位置やマウスピースの変形、アタッチメントの外れも確認ポイントとなります。見逃しがちな小さなズレも、放置すると歯列の動きに影響を与えるため注意が必要です。

鏡チェックの頻度は、毎日の習慣として取り入れることが望ましいです。歯磨きの後や、マウスピースを装着・取り外しするタイミングで自然にチェックすることで、特別な負担をかけずに継続できます。チェックを通じて異常を早期に発見すれば、歯科医師への相談や装置の交換など、適切な対処が可能になります。これにより、浮きやズレを未然に防ぐことができ、治療計画の修正を最小限に抑えることができます。

セルフチェックは、患者自身が治療に積極的に関わる姿勢を育むうえでも有意義です。治療を受け身に進めるのではなく、日常の中でマウスピースの状態に意識を向けることが、結果的に矯正の成功率を高めます。もしもチェックの際にマウスピースの変色や破損を発見した場合は、放置せず早急に担当医院へ連絡し、状態を確認してもらうことが必要です。

また、セルフチェックを続けることで、自分の歯の変化にも敏感になり、日々の矯正過程を実感することができます。これは治療へのモチベーション維持にもつながり、長期的な治療でも前向きに取り組む支えとなります。マウスピースの管理を自分自身で行うことは、矯正を成功させるための重要な一歩といえるのです。

自己対応と通院の判断目安

自宅で様子を見る時間の目安

マウスピース矯正中にインビザラインが浮いてしまった場合、まずは状況を冷静に観察することが大切です。たとえば装着直後にわずかな浮きを感じたとしても、それが一時的なものであることは珍しくありません。特に新しいマウスピースに交換した直後は、歯がフィットするまでに一定の時間がかかることがあり、この間に違和感を覚える方も少なくありません。

ただし、浮きが数日以上続く場合は注意が必要です。歯の移動状況や装着時間によっては、マウスピースと歯の間に隙間ができ、計画通りに矯正が進まない可能性があるためです。装着直後のフィット感は徐々に改善されることが多いですが、装着時間が足りていなかったり、アタッチメントの効果が得られていなかったりする場合には、自然に治まるとは限りません。

また、インビザライン矯正は精密な計画に基づいており、マウスピースの浮きによって歯の動きに影響が出る可能性もあるため、自己判断で長期間放置するのは避けましょう。家庭で確認できるポイントとしては、日々のフィット感、左右のバランス、奥歯や前歯の密着度が挙げられます。

自宅で様子を見る期間中に確認すべき代表的な症状とその対応をまとめました。

症状の内容 自己判断の目安 対応の必要性
新しいマウスピースの初期浮き 装着から2日程度で解消 問題なし
浮きが3日以上続く 装着時間が不足の可能性あり 要確認
奥歯や前歯に明らかな隙間 マウスピースの変形が疑われる 相談推奨
咬合時に違和感を感じる 噛み合わせのズレが発生 早期対応が望ましい
アタッチメントに異常なし 正常に装着されている可能性 観察継続

こうしたチェックポイントを踏まえ、自宅での観察を継続するかどうかを判断することが重要です。違和感があっても明らかな痛みや変形が見られない場合には、数日間の経過観察で様子を見ることができますが、不安を感じたらすぐに歯科医院へ相談する姿勢が望ましいです。

歯科医院に相談すべき状況

インビザラインを使用している間にマウスピースの浮きやズレが生じた場合、どの段階で歯科医院に連絡すべきかという点は多くの方が抱える疑問です。特に「浮いているのが一部分だけであれば問題ないのか」「どのような症状ならすぐに相談が必要なのか」など、判断に迷う状況が多くあります。

最も注意すべきは、マウスピースの浮きが拡大していると感じるときです。たとえば、最初は奥歯だけだった浮きが前歯にも広がってきた、あるいは装着時のクリック感がなくなってきたといった場合は、治療計画に沿った歯の移動が阻害されている可能性があります。こうした症状は、放置すると矯正全体の進行に悪影響を及ぼす恐れがあるため、早期の対応が求められます。

また、咬み合わせがずれてきたと感じた場合も重要なサインです。マウスピースの浮きによって歯が正しく誘導されず、上下の歯が噛み合わなくなることがあります。特に食事の際に以前より噛みにくさを感じるようになった場合は、かみ合わせのバランスに変化が生じている可能性が高いため、専門の歯科医師によるチェックが必要です。

他にも、着脱時にマウスピースが硬くて入らない、あるいはスムーズに外れないといった症状も相談のサインとなります。マウスピース自体に異常がなくても、歯の移動状況やアタッチメントの外れなど、目に見えない要因が潜んでいることもあるためです。

さらに、インビザライン矯正中には定期的な診察が行われますが、次回の診察日まで待てないような異変を感じたときは、迷わず早めに連絡することが推奨されます。医師との連絡手段や診察の予約方法についても、あらかじめ確認しておくと安心です。

まとめ

インビザライン矯正中に一本だけマウスピースが浮いてしまうという現象は、装着のクセや歯の移動速度の違い、アタッチメントの脱落やマウスピース自体の変形といった複数の原因が考えられます。特に前歯や奥歯など部位によってはフィット感に敏感な箇所もあり、わずかな浮きでも気づく方は少なくありません。

ただし、その違和感が数日で改善されるようであれば、自然な歯の移動過程による一時的なものである可能性もあります。しかしながら、浮きが数日以上続いたり、かみ合わせに不具合が出たり、マウスピースの破損や変形が確認される場合は、早めに歯科医院へ相談することが重要です。特に矯正治療においては、予定通りの時間で歯が移動しているかを歯科医師が見極め、必要に応じて装置の交換やアタッチメントの再装着を行います。

治療計画通りに進めるためにも、患者自身が装着時の違和感や浮きを放置せず、変化に気づいた時点で記録し、担当の歯科医師に正確に伝える姿勢が求められます。マウスピースの交換や再作成には時間がかかることもあるため、早めの対応が結果として治療期間の短縮にもつながります。

インビザライン矯正は、自己管理が大きな鍵を握る治療方法です。日々の観察と正しい装着、そして必要なタイミングでの歯科相談を欠かさなければ、歯並びの改善効果は高まります。

インビザライン矯正ならさいわいデンタルクリニック

さいわいデンタルクリニックは、北広島市大曲幸町に位置するアットホームな歯科医院で、インビザラインを使った矯正治療に500症例以上の実績があります。デジタル技術を駆使し、3Dスキャナーで精度の高い治療をご提供しています。

当院では一般歯科(むし歯の治療、歯周病の治療、義歯や入れ歯治療)・小児歯科(子どもの虫歯治療、乳歯のトラブル、虫歯予防)・矯正歯科(床矯正治療、インビザライン、マイオブレース)・口腔外科(歯の移植・再植、顎関節症)・審美治療(ホワイトエッセンス)・予防歯科(歯石除去、ブラッシング指導、フッ素塗布)の診療を行っております。気になる症状やお悩みがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。

さいわいデンタルクリニック

院名:さいわいデンタルクリニック
住所:北海道北広島市大曲幸町4丁目4-2
電話:011-375-6195

ご予約はこちら

さいわいデンタルクリニックについて

さいわいデンタルクリニックは、北広島市大曲幸町に位置するアットホームな歯科医院で、患者様のさまざまな歯科のお悩みに対応しています。 当院は、インビザラインを用いた歯の矯正治療において北海道屈指の症例実績を誇り、500症例以上の経験を持っています。他院では受けて頂けない難しいとされる症例にも対応可能で、短期間での治療や幅広い価格帯でのご提案が可能です。 特に、近年のデジタル化の波に乗り、口腔内3Dスキャナー「アイテロ」を導入しており、マウスピース矯正や前歯用矯正の精度が向上しています。 さらに、当院の特性を活かしたホワイトニングもご提供しております。 また、クリニックは持続可能な開発目標(SDGs)にも取り組み、患者様の健康寿命の促進や環境に配慮した治療を目指しています。 働きやすい環境の実現にも力を入れ、ホワイト企業認定ゴールドの認定を受けています。 患者様が安心して通院できるよう、日々の治療に真摯に取り組んでいます。

他院との違い

マウスピース矯正は、従来の方法とは違い、交換式のマウスピースを使用して歯を整える治療法です。 この手法は導入が容易であるため、多くの歯科医院で手頃な価格で提供されるようになっています。 ただし、マウスピースがシンプルで手軽だからと、位置やアクセスの良さだけで歯科医院を選ぶと、歯の動きに関する知識や特定の技術の経験が不足している医院での治療は、時として矯正の失敗につながることがあるという事例が増加しています。 マウスピース矯正は一見シンプルに見えますが、その成果は歯科医師の経験や実績に大きく左右されます。 特定の技術の実績、治療の管理方法、矯正歯科の全体的な知識や技術を持つ医院での治療が、成功への鍵となる要素です。
当院では、インビザライン矯正の実績も豊富なため、他院では受けて頂けない難しいとされる症例にも対応可能で、短期間での治療や幅広い価格帯でのご提案が可能です。

よくある質問

Q.インビザラインで一本だけ浮いているのに気づいた場合、すぐに歯科医院へ行くべきですか?
A.新しいマウスピースへ交換した直後や装着時間が短くなった日の翌日に浮きを感じることは少なくありません。数日以内に装着感が戻れば経過観察でも問題ないケースが多いですが、浮きが広がる、かみ合わせが変わった、マウスピースが変形しているといった症状がある場合は、すぐに歯科医院へ相談すべきです。放置することで歯の移動に影響が出る可能性があるため、違和感が続くときは早めの判断が重要です。

Q.マウスピースの再作成が必要になった場合、どのくらいの費用がかかるのですか?
A.再作成にかかる費用は、医院の対応方針や契約内容によって異なります。装着ミスなど使用者側に原因があると判断された場合は追加料金が発生することもあり、数万円の費用負担になるケースも報告されています。ただし、医院によっては保証制度や再診料込みで対応してくれるところもあります。あらかじめ契約時に再作成時の費用ルールを確認しておくことが大切です。

Q.奥歯のマウスピースが浮くと、治療にどのような影響が出ますか?
A.奥歯は噛み合わせや咀嚼の力が強くかかる部分のため、マウスピースが浮いたままの状態では全体の歯並びの調整にズレが生じやすくなります。特に矯正初期に奥歯の位置が不安定になると、治療全体の計画に影響しやすくなります。また、アタッチメントが外れてしまった場合には、歯の動きが想定よりも遅れたり、目的の方向に移動しづらくなったりすることもあります。

Q.インビザライン使用中に装着時間をしっかり守るにはどうしたらいいですか?
A.装着時間を確保するためには、生活リズムに合わせた計画的な管理が重要です。例えば、外出時にもマウスピースを忘れずに持参し、昼食後すぐに再装着できるよう準備しておくことで、20時間以上の装着時間を維持できます。特に学生や育児中の方、ビジネスパーソンなど時間が不規則になりがちな人は、アラームやチェックリストを活用して意識的に管理する工夫が有効です。装着時間の積み重ねが、計画通りの矯正結果につながります。

インビザライン

 

医院概要

医院名・・・さいわいデンタルクリニック
所在地・・・〒061-1270 北海道北広島市大曲幸町4丁目4-2
電話番号・・・011-375-6195

医療法人mirai さいわいデンタルクリニック ご予約・お問い合わせはこちら 011-375-6195

医療法人mirai さいわいデンタルクリニック ご予約・お問い合わせはこちら 011-375-6195

住所:北海道北広島市大曲幸町4丁目4-2
お車でのアクセス:駐車場完備(5台) 第2駐車場あり

ご予約はこちら

診察時間

休診日:日曜日・祝日

■ → 木曜日 午前9:00 ~ 13:30(受付13:00まで)
▲ → 土曜日 午前9:00 ~ 14:30(受付14:00まで)

> 詳しくはこちら