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2020/11/25ブログ
本日のテーマ【イオン飲料と虫歯・酸蝕症の関係】
イオン飲料摂取の習慣化が小児の虫歯や酸蝕症に影響について
日本小児歯科学会は、イオン飲料を習慣的に飲むことが
小児の虫歯や酸蝕症に関係しているとし、
「イオン飲料と虫歯に関する考え方」を公表されています。
テレビコマーシャルなどの影響により、
多くの保護者は市販されているイオン飲料を体に良いと考え、
汗をかいたときや入浴後ののどが渇いたときなど、
積極的に乳幼児に与える傾向があると指摘されています。
そのため、電解質が多くなり、かえってのどが渇き、
絶えずイオン飲料を飲んでいなければいけない状態になってしまいます。
イオン飲料、特にスポーツドリンクは経口補水輸液より糖分の濃度が高く
甘味がより強いため、習慣化する傾向があります。
また、㏗が3・6-4・6と低く、イオン飲料が絶えず口内に残存すると、
むし歯のみならず酸蝕症の原因にもなります。
さらに、イオン飲料を多量に与えることは肥満の原因となるばかりではなく、
食欲不振に陥るケースもあるといいます。
乳幼児に対する対策として、以下の注意点があります。
- 過激な運動や極端に汗をかいたとき以外は、普通の水を与える
- イオン飲料を水のかわりに与えない
- 下痢や嘔吐で脱水症状がある場合は、経口補水液飲ませる。症状改善後に喉が渇いたときは普通の水を飲ませるようにする
- 寝る前や寝ながらイオン飲料を与えないようにする。夜中に喉が渇いたときは水を与える。
- 入浴後は水を飲ませる